2008年12月02日

第37話 簡雍…散ってこい

こ、これが劉焉の居城か。

近くで見るとなおさら荘厳な作りだと分かる。

何より田舎者の俺たちを威圧するような門と兵士。

くそ。

ここで飲まれてはいけない。

威風堂々と接しなければ文字通り門前払いだ。

威圧的な門番は明らかに俺たちを不審者扱いしている。

そりゃそうだ。

みすぼらしい田舎者の集団がだらだらと行進してんだもんな。

仲間を呼び集めるのも分かる。

いい仕事ぶりだ。

だが門の上から下から矢を向けるのはどうかと思うぞ。

そういう態度をすぐ取るから民心が離れるんじゃないのか?

しかしこのままだと犬死だ。

志半ばで横死ってもんじゃねーぞ。

何とか丸く収めようと思案していると、

あの図々しい簡雍がしゃしゃり出てきた。

嫌な予感がしたが時すでに遅し。

門番に向かって

せっかくの義勇軍に対して何たる無礼!

このまま矢を向けるなら一戦したろうじゃないか!

と高圧的な態度で臨みやがった。

この言葉を聞いた張飛はやる気満々。

おい豚止めろ。

ヒゲは後ろで寝転びながらこの状況を楽しんでるし。

お前達は一体何なんだよ。

あきらかに俺たちが悪いじゃないか。

責任者は俺だし…

相手の兵士も殺気立ってるし、このままでは殺されてしまうので

とっさに俺は図々しい奴の首根っこを掴んで門番に差し出した。

すべてこいつが悪いのです。

煮るなり焼くなり好きにすればいいから

俺の話を聞いてくれ。と。

すまんな簡雍。


大義のためだ。死んでくれ。


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posted by うさんく斎 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 第二章 黄巾賊討伐編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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