2008年12月09日

第44話 逃げたヒゲ

進軍が止まる…

いよいよ合戦の始まりだ。

そろそろ日が暮れ始めている。

その方が都合がいい。

逃げやすくなるからな。

迎撃するのにふさわしい森があるので

鄒靖は、そこに軍の三分の一ほどを配置する。

残りの軍勢は森から少し後退した所に

大軍を迎え撃ちやすそうな陣形にし、

戦が始まれば森からの軍と挟み撃ちにするつもりらしい。

陣形の名前なんぞ知らないが、多分そうだろう。

田舎もんのくせになかなかやるな鄒靖。

これだけテキパキとできるのに、

なんで今まで黄巾賊に負けてたんだ?

まぁ戦が始まったら分かるだろう。

俺たちも指定された位置に着く。

陣のど真ん中の先頭だ。

ふざけやがって。

生き延びたらただじゃあおかんぞ鄒靖。

いっそのこと敵に紛れて首を取ってやろうか?

裏切り者と報告して将軍の座にすり替わるのもいいな。

それにしても胸が高鳴ってきた。

豚は鼻息を鳴らしながら今か今かと待っている。

ヒゲは…

いない。

どっこにもいない。

さてはあいつビビって逃げ出したな。

やはり嘘つき傲慢ヒゲだな。

なんと狡賢い奴よ。

人を散々煽っといてこれだ。

成敗してやりたいが、今更探してる暇はない。

仕方無い、ヒゲ抜きで逃げることになるが、

義兵達を囮にして逃げに徹すればなんとかなるだろう。

喜べ義兵達よ。

主君が生き延びれれば成仏もんだからな。

そうこう思案するうちに敵の先頭が見えてきた。

しかも暗くなって来たので松明を焚いてやがる。

敵の位置が丸見えだ。

あいつらホント素人だな。

なんでこんな奴らに負けてんだ官軍よ。

所詮官軍も黄巾賊もこの軍師様にかかれば


烏合の衆だな。




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posted by うさんく斎 at 00:11 | Comment(1) | TrackBack(0) | 第二章 黄巾賊討伐編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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