2008年12月18日

第53話 ペテン師

まさかのニ連勝。

いよいよ俺の時代がやって来たな。

今回ばかりはヒゲも俺を認めざるを得まい。

ヒゲの悔しがる顔を見ようとヒゲを探すが

どこにも見当たらない。

ヒゲが率いていた兵卒に聞くと、

さっさと帰ってしまったらしい。

かわいいやつめ。

少しは素直になったらどうだ?

そんな生き方は疲れるだろう。

俺はいつでも大歓迎だぞ。

さぁ今度こそ大出世だな。

田舎もんは俺の策略に心酔しきってるしな。

上手いこと踏み台に伝えてくれるだろう。

長い帰路も楽しく感じる。

しかも城の前でお出迎えか。

嬉しいじゃあないの。

一番の大手柄、劉備玄徳様のお帰りじゃーい。

・・・・・

あれ?

様子が変だぞ。

せっかく凱旋してきたのに音沙汰無しかよ。

じゃあなんで城の周りに兵士がうようよいるんだ?

簡雍が何か問題でも起こしたか?

あいつほんと図々しいから怒りに触れたんだろう。

田舎もんが様子を見てくると言ってしばらく待つ。

それにしても黄巾賊は大したこと無かったな。

なーにが妖術使いの張角だよ。

ペテン師じゃねーか。

何でこんな連中に苦戦してんだろうな朝廷は。

全くもって情け無いのう。

なんにせよ早く出世させろ。

これだけの功績なんだ、県令とかしょぼいのは無しだぜ。

いっそのこと俺を太守にすればいいんだ。

そしていずれは洛陽に住んで・・・

俺の妄想中に田舎もんが青ざめた顔で駆け戻ってきた。

そんなに急がなくても俺はどこにも行かないぞ。

なになに?右中郎将殿の使者が俺に会いたいだと?

ふむふむ。

この俺の偉大さが洛陽にまで伝わったのか。

となると右中郎将から直々に出世を賜れるのか?

太守以上の恩賞が待ってるなこりゃ。

お前達、以後口のききかたに気をつけろよ。

気に入らない奴は罷免か処刑にしてやるからな。

もちろん俺に気に入れられれば、いい生活させてやる。

意気揚々と右中郎将の使者に会う。


つーか右中郎将って何?誰?


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posted by うさんく斎 at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 第二章 黄巾賊討伐編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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