2008年12月27日

第61話 賄賂の力

こうして俺は左の皇甫嵩と共に

冀州の黄巾賊総大将張角こと

ペテン師を討伐しに向かう。

弱虎孫堅は右の朱儁と共に宛攻略に向かう。

どちらが戦功を上げられるか勝負だ。

しかし勝負にならないのはこっちのほうだった。。。

なんせ左の皇甫嵩が率いる軍だ。

俺達下っ端は勝手な行動は出来ないし、

やたら今回の皇甫嵩はキレている。

黄巾賊のほうが圧倒的に多いのを逆手にとって、

夜襲を仕掛けて賊を混乱させれば、

伏勢をもって敵を撹乱したりと、

劣勢なのをものともせず連戦連勝。

何で今回に限って強いんだよ。

最初からこうやって本気だせばよかったのにな。

だから俺は正直何もしていない。

後に付いて行って目の前の敵を殺すだけの繰り返し。

まぁ俺は頑張ったって恩賞なんか期待できないから

ぶつぶつの董卓の言うとおり

適当に戦をしてる振りだけどな。

しかもペテン師は合戦中に病死しやがった・・・

なんともあっけないの張角。

ペテン師の実弟、張宝・張梁も流石の戦いを仕掛けてきたが、

味方に裏切られたりして壊滅。

ほんとに俺はろくに働かないまま勝利した。

まぁ勝ちは勝ちだ。

宛に向かった朱儁は苦労してるだろうな。

弱虎が味方じゃ勝てる戦も勝てやしないだろうし。

なんで官軍はあんな弱い奴を使うんだ?

意気揚々と官軍の本陣に戻って祝杯をあげる。

俺達は指定席の陣の隅っこだけどな。

ヒゲ豚も黄巾賊本体を壊滅させたからか相当喜んでいる。

なんか久々だなお前達。

まぁ俺も嬉しい。

これで行軍ともおさらばだ。

恩賞をもらえるといいが、

今ではもう戦をしなくて済むほうが優先だ。

それほど俺は疲れた。

表向きは天下泰平の為に武器を手にしたが、

正直もう馬の上にまたがるのは勘弁だ。

数日間ここでケツを休ませていると

宛から早馬がやって来た。

そうだった、まだ戦は終わってないのだった。

多分弱虎が居るんだから劣勢だろう。

やれやれまた援軍に行かなければならないのか。

俺のケツがどうにかなってしまいそうだ。

このまま右軍が壊滅すればいいのにと思ってると、

どうも官軍は勝ったらしい。

しかも孫堅がかなりの戦功を上げたんだとよ。

どうなってんだ?

宛の黄巾賊は何やってんだよ。

もっと気合入れろよ。

これはまずいな。

あいつにだけ恩賞があたるとは思えないが、

俺より戦功を上げたとなると俺の負けだ。

まぁ勝手に俺が勝負してるだけなんだが、

みんなの手前、同じ義軍の孫堅が活躍したとなっては

俺の立場が危うくなる。

傲慢ヒゲはまた人を見下すに違いない。

いやいや信じられないな。


どうせ賄賂だろ?孫堅さんよ。



三国志 裏劉備伝 トップへ戻る
posted by うさんく斎 at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 第二章 黄巾賊討伐編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。