食堂に入るなり豚が叫ぶ。
声でかいんだよ単細胞。
ブヒブヒうるさい単細胞。
張飛の視線の先には何とも立派なヒゲを蓄えた
貫禄のある大男がいた。
どうみても強そうだ。
関羽という名でどうもこの豚の兄貴分らしい。
でかい兄弟だな。
この単細胞の豚の兄貴分ってことは、
どうせこいつも単細胞なんだろ?
つうか近くにいるならさっき助けろよ。
のんきに酒なんか飲んでんじゃねぇ。
さっきからお前のヒゲが茶碗の中に入ってんだよ。
どんだけ伸ばすんだ?
気になって仕方が無い。
なにより酔っ払ってるのかどうか知らんが、
異様に顔が赤黒いんだよ。
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