2008年11月17日

第22話 踏み倒し

この豚より強い?頭もいい?

ふむ。

これは利用できるかもな。

豪傑なら張飛を押さえつけられるだろうから、

暴走してもうまく治めてくれるかもしれん。

ただ強そうなヒゲは俺についてくるだろうか。

何よりこの嘘つきの悪人ヒゲ野郎は信用できんしな。

さぁどうする俺。

ピーンと来た。

俺のご先祖を明かせばいんだ。

信じてくれなかったら母ちゃんにも言ってもらおう。

講師してたぐらいなら理解できるだろう。

そうして俺はかの劉勝の末裔だと明かした。

すごいんだぞ俺は!

ただの子孫だけどな。

豚はキョトンとしている。

しょうがない、単細胞の豚だもんなお前。

肝心のヒゲは微動だにしない。

どうした?信じないのか?

ガタンっ

いきなり立ち上がって食堂を飛び出すヒゲ。

俺と豚も続く。

劉備殿の家はどちらか?

とヒゲが聞くので、

しぶしぶ教えると一目散に俺の家に入っていった。

なんなんだと豚と顔を合わせながら付いていく。

そして気づいた。

酒代を踏み倒してしまった。


後で倍にして返すから許せ。



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posted by うさんく斎 at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 第一章 桃園の誓い編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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