2008年12月08日

第43話 勘違い豚

ヒゲの死に顔を浮かべていたら、

知らずにニヤニヤしてたらしい。

そんな俺を見て、豚が興味深そうに寄ってきやがった。

劉備の兄貴も戦が楽しみなんで?

と、いやらしい目つきでほざきやがった。

お前みたいな悪趣味は知らん。

誰が好き好んで人殺しするかよ。

出世の為に仕方なく参戦してんだよ豚。

勘違いするのは勝手だが、

豚は事もあろうに兵士を鼓舞するためなのか

俺のこの態度を言いふらしやがった。

余計なことするなこの豚野郎。

逃げ出せにくくなったじゃねーか。

鄒靖もこれを聞いて大いに喜んでいる。

それならばと一番先頭に立たせられてしまった。

まずいな。

これはやばいことになってしまった。

俺が一番先に死んでしまうじゃねーか。

ほんと単細胞の豚は余計なことしやがる。

鄒靖もヒゲも俺が焦ってると思ってニヤニヤしてやがる。

こうなりゃ豚の後ろにでもついてやり過ごすしかないな。

しかし単細胞だから間違って俺も切られてしまうかもしれん。

引きたいが面子もあるし、いよいよ進退極まったな。

このまま正面衝突したら間違いなく死ぬ。

しかし運良くこちらの斥候が先に黄巾賊の本隊を見つけた。

敵軍は大軍勢の余裕なのかゆっくりだらだらと

全軍固まって真っ直ぐ進んでるらしい。

これはチャンスだ。

俺達義兵は少数。

正面から向かっても玉砕するだけだ。

だから戦闘開始したらドサクサに紛れてサヨナラだ。

相手は油断してるだろうし、固まってるならすぐさま動けまい。

そしてこのまま先公の所へ行こう。

そこで手柄を立てれば今回の不義は免除だろう。


自分の命が一番大事だからな。

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posted by うさんく斎 at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 第二章 黄巾賊討伐編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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