2008年12月12日

第47話 肉塊にしてやろうか?

まさか母ちゃんとヒゲが一枚噛んでいたとはな。

まだ疑惑段階だが、もし黒だったら…

いかんいかん。

ヒゲはともかく母ちゃんがそんなことするはずない。

何かの間違いだったんだろう。

何より今は目の前の敵をどう始末するかで精いっぱいだ。

絶対こんなところで死ぬわけにはいかん。

豚は一人で突っ込んでしまってるし、

馬から降りて武器を拾う暇もない。

降りたとたんあっという間にやられてしまう。

よしこうなりゃ図々しい奴の武器を頂戴しよう。

あいつに武器を持たせても何の意味も無いからな。

簡雍、簡雍はどこにいる?

あれ?いない。

どこいったんだ?

まさかヒゲ同様逃げたのか?

踏み台に会う前はいたはずなんだが。

そういえば出陣の時もいなかったような…

まぁいいか。

見つけたら懲らしめてやる。

しかしこのまま武器がないのはまずい状況だ。

口惜しいが戦線から少し離れよう。

暗闇の中、敵味方入り乱れてる今なら

敵、味方双方にバレる事はないだろう。

というか何で大将である俺が単身突っ込んでいるんだ?

突っ込むにしてもだれか護衛がつくだろう。

俺が死んだら元も子もないぞ。

これは今後の為に軍律を厳しくせねばな。

なんにせよ離脱するには絶好の暗闇だ。

上手くいけば張飛が敵を壊滅してくれるかもしれんしな。

もう少し離れた場所で高みの見物だ。

とその時どーんと衝撃が走り馬ごと大転倒。

何が起きたか分からなかったが馬が何かに躓いたのか。

痛い。

全身を打って血まみれだ。

初陣で落馬なんて縁起が悪い。

やはり軍師は名馬じゃないと駄目だな。

俺の心のような真っ白な馬でも後日探そうかのう。

なんにせよこの俺を振り落とした馬は許せない。

切り刻んで俺の血肉の一部にしてやろうか?




この駄馬めがー!



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posted by うさんく斎 at 00:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 第二章 黄巾賊討伐編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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