2008年12月24日

第58話 どうにでもなれい

なんということだ。

今まで俺は劉焉を踏み台にして

出世してやろうと思っていたが、

俺達が上のもんに踏み台にされてるじゃねーか。

俺達がいくらがんばっても将軍には中々なれない。

手柄を立てても少しの恩賞。

手柄を立てた兵士を率いてた奴が大きい恩賞を貰える。

これは当たり前のことなのか?

それだったらなんの為に今まで頑張ってきたのか…

暗い顔をしてると簡雍がいつもやってくる。

こいつは人が苦しんでいるのを楽しみにしてるのか?

まーたダメだったな。まぁ仕方無いよの。

劉備がここに来る前に俺が話をしたのだ。

官軍が黄巾賊に総攻撃を仕掛ける時に

例の失火がちょうど黄巾賊の後方の備蓄陣に延焼して、

黄巾賊は挟みうちを仕掛けられたと思ったらしく、

右往左往しながら敗走して行ったらしい。

ここまではよかったのだが、

逃げ惑う黄巾賊にとどめを刺したのが、

騎都尉という兵権を持ち、

独立軍を動かせる重職に就いている、

曹操って野郎だったから、

たかが義軍の大将の劉備じゃ

印象に残らなかったらしい。

と、図々しくもペラペラと口が止まらない様子だったので、

軽く頷いて無視を決め込んだ。

やはり官職がないと何やっても駄目なんだな。

さすがのヒゲ豚も意気消沈と言うか疲れてるらしく

無言で付いてくる。

傲慢なヒゲもさすがに応えてるらしいな。

まぁよくよく考えれば今回は失火が原因だ。

恩賞は初めから期待しなければよかったのだ。

だが休む間もなく援軍に行けと言うのは酷いな。

と、全軍とぼとぼ行進していると、

前方から少数の官軍がほうほうの体でこちらに駆け込んできた。

すぐ後ろから黄巾賊の一団が追いかけて来る。

まったくほんと官軍はだらしないな。

ここで黄巾賊と挟み撃ちしてやってもいいな。

どうせ先公の所へ行っても恩賞はあてにならない。

いっそのことと言うか、何回も思ってるのだが、

黄巾賊に入って朝廷を倒してもいいな。

元々農民の味方のペテン師だ。

恩賞もくれていい暮らしが出来るかもしれん。


もうどうにでもなれい



三国志 裏劉備伝 トップへ戻る



posted by うさんく斎 at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 第二章 黄巾賊討伐編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。