2008年12月26日

第60話 見かけ倒し

うちの図々しい奴も負けてはいない。

董卓が去っていった後だが、

簡雍は分かりきった顔をしている。

いまどき賄賂も贈らずにでしゃばる事なんて出来ない。

盧植は世渡り下手だと偉そうにのたまう。

まぁそれは俺も同感だ。

だがたかが賄賂で有能な武将を罷免するのかのう。

もっと奥が深い問題がありそうだ。

しかし下っ端の俺が今心配することでは無い。

先公はもういないのにどうしたらいいのだ?

しかも冀州は遠いしひとまず朱儁の元へ戻ろうかの。

全くもって行ったり来たりの人生だわ。

潁川の官軍の陣に戻るとやたら慌しい。

南の宛の賊将張曼成の後任の趙弘や韓忠が

強大な勢力を築いてるらしい。

そして俺が途中で引き返した冀州は

盧植が居ない隙にペテン師が調子に乗って

洛陽を脅かそうとしているのだと。

先公を更迭するからこうなるんだろうよ。

まだまだ終わりそうにないな。

これは全て片付かないと俺の恩賞は無いのが分かる。

さぁ次はどこに行けばいいんでしょーかね?

そういえば曹操とやらは既にいない。

図々しい奴によると、

先の戦での戦功が認められて、

済南国の相に任じられたのだと。

ハイハイ凄いすごい。

元から官職あるやつはそんなもんなんだろ?

もう半分諦めたわ俺は。

そうして俺は左の皇甫嵩と共にまたまた冀州へ。

宛攻略は右の朱儁と孫堅て野郎が赴くらしい。

孫堅て誰だ?

初めて聞く名だのう。

ここでまた図々しい奴がでしゃばる。

お前はこういう情報集めるの好きなんだなぁ。

どうも孫堅は大したこと無い奴らしい。

劉備と似たような義軍上がりで、

黄巾賊の波才という賊将に左右と共に負けまくって、

守りに徹する事しか出来なくなった所を、

劉備の火攻めで助かったのだ。

尚且つ賊将の彭脱という奴を追い詰める時に

敵の罠にかかって命からがら逃げて来てらしいぞ。

と嬉しそうに簡雍は説明する。

なんだ本当に大したことない奴だな。

見た目は虎みたいにごついのにな。

やはりこういう奴は単細胞なのだろう。

だから罠なんかにかかるのだな。

と言うかやたら人の名前が増えてきたな。

覚え切れんぞ。

まぁ少なくとも孫堅は弱虎って事でいいだろう。

弱虎のお前よりか戦果をあげる自信はある。

見た目がこんなんで負けてばっかなんて恥ずかしいな孫堅。

とんだ見かけ倒しだ。

悔しいなら宛でせいぜい頑張るが良い。

だが頑張っても意味無いけどな。


お前も所詮義軍だもの




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posted by うさんく斎 at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 第二章 黄巾賊討伐編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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