2008年12月29日

第63話 もっと乱れろ

一体どうしたんだ簡雍?

心配するふりをしてみる。

まぁなんでかわかるけどな。

十中八九孫堅にやられたんだろう。

お、動いた。

なんだ気絶してただけか。

少々落ち着いてから事の顛末を聞いてみる。

予想通り馴れ馴れしくも

孫堅に賄賂の事を聞いたら、

孫堅ではなく側近の黄蓋という武将に

棍棒で何回も打ち据えられたと

息も絶え絶えに訴えてくる。

仇を取ってくれと頼まれたが

そんなんお断りだ。

お前が悪いんだろう?

まぁ配下を辱めたのは許さん。

ひとことその黄蓋に文句を言ってやろうと

弱虎の陣幕に豚を連れて出向いたが、

時すでに遅し。

孫堅達は洛陽に向かった後だった。

ホッとしたのには間違いないが、

いつの日か同じ目に合わせてやるからな。

義兵達に頼んで簡雍を担いでもらいながら

俺達義軍は皇甫嵩の軍と共に洛陽へと向かった。

これでひとまずは区切りがついたのかのう。

黄巾賊も思えば大したこと無かったな。

俺達ほとんど勝ち戦じゃねーか?

俺がどんな下っ端役人でもいいから

官職に就いてたら英雄になってたかもしれんなぁ。

世の中不公平だな。

その不公平にたてついたのが黄巾賊だろ?

それを俺達が討伐した。

だが所詮農民上がりには恩賞なし。

これは不公平だと俺達は思ってる。

うむぅ。

これは繰り返してばっかで終わらんぞ。

だが出世する機会はこういう戦乱の世だ。

いっそ俺が出世するまで乱れて欲しい。

なんにせよどうも政治に問題があるようだ。

朝廷は今乱れてるらしいから

まだまだ天下泰平とはいかん。

なかなか解決には至らないだろうな。

この俺に全て任せればよかったのだ。

俺も末裔だからその資格はあるはずだし…

というか踏み台に言って以降

俺が劉勝の末裔って自己主張するの忘れてたぜ。

いかんいかん。

せっかくの武器を使わずしてどうする。

洛陽に凱旋した暁には、

そのことを伝えればまだまだわからんぞ。

こうして俺達は洛陽へ向かうこととなった。

ヒゲも豚も満足そうな顔をしている。

なんだかんだあったがこいつらとも

一年ぐらいの付き合いになってしまったな。

黄巾の乱がほぼ平定したのだから

こいつら今後はどうするんだろうか。

かくいう俺も役職に就けなかったらどうすればいいんだ。

もっと誰か天下を滅茶苦茶にしてくんねーかな。

平和な時を望むか、

混沌とした世の中でも出世を望むか…

さぁ劉備よどうする。

悩むまでもない。

もちろん俺が興味あるのは出世だけだ。


もっと乱れろぉぉぉ!



第二章 黄巾賊討伐編 完


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posted by うさんく斎 at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 第二章 黄巾賊討伐編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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