2009年01月05日

第67話 捨て置けい

出立の前に張鈞から気になる言葉を掛けられた。

十常侍には気をつけなされい、と。

十常侍?知らんな。

人か組織かもわからんのに

何を気をつければよいのだ。

張鈞から直接聞いても良かったが、

世間知らずと心配されるのが目に見える。

ヒゲも知ってるだろうが

こいつにだけは頼りたくない。

というかなんで付いて来てんだ?

義軍は解散したんだぞ。

他の義兵達はとっくに帰ってしまったぞ。

ははぁん。

お前は官職与えられなかったから

俺から甘い汁吸おうって魂胆だろ。

側近は張飛と簡雍だけでよいわ。

ガツンと直接そう言ってやりたいが、

怒らすと俺が殺されるかもしれん。

なので張飛に伝言を頼むと、

この豚は

ヒゲがいないと嫌だ。

義兄弟の契りを交わしたんだから、

死ぬ時まで一緒にいたい

とのたまう。

しかも反泣きになっておる。

ブフォブフィとたいそう見苦しい面だ。

そういや義兄弟か・・・

いらん事してしまったなぁ。

張飛がそこまで言うなら仕方ない。

俺の安月給で3人面倒見れるだろうか・・・

まぁヒゲ豚には力仕事でもしてもらって

自分の食い扶持ぐらいは稼いでもらわんとな。

働かざるもの食うべからずだ。

ともかく十常侍がなんだろうと知ったこと無いが、

張鈞のあの言葉が気になるので

うちの物知り簡雍にでも聞いてみるか。

図々しく豚に背負われてる怪我人の簡雍は、

俺が教えてくれと頼んだとたん顔が明るくなる。

はいはいお前は物知りで俺は無能だよ。

さっさと教えろトドメを刺すぞ。

弱弱しい声で簡雍が講釈を垂れる。

十常侍は朝廷に仕える宦官で、

十人いるから十常寺ではなく、

中常侍と言う官位の

張譲を筆頭とした十二人の宦官集団だ。

今の皇帝の霊帝に寵愛され、

裏で朝廷を操ってすき放題しておる。

劉備以上に貪欲な集団だか・・・

最後まで言うか言わないかでぶん殴ってやった。

お前は俺を相変わらずなめてるな。

今の一撃で死んでしまったかもしれん。

豚が心配そうに介抱する。


そんな奴捨て置けい



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posted by うさんく斎 at 00:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 第三章 反董卓連合編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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